ONE KILNのものづくりは、 日々の何気ない出来事や、身近にある素材に向き合うことから始まります。
窯から出てきた器には、歪みやムラ、小さな傷が生まれます。 それらは使う上で問題がなくても、 これまで「B品」として分けられてきました。
けれど、仕分けの現場では、 こんな声が自然とあがります。
「これ、いい味出してる!」 「むしろ、この傷、かっこよくない?」
“欠け”や“不揃い”は、本当に価値を下げるものなのか。 それとも、まだ別の役割が残されているのではないか。
このキャンドルは、 日の目を見ない器に、もう一度居場所をつくるために生まれました。

始まりは、2021年の ash design & craft fair。
「このカップを、キャンドルにしてみては?」 香りのブランド le as を手がける北原美絵さんからの提案でした。
その一言で、 器の“余白”が灯りによって包まれ、 新しい価値へと生まれ変わるイメージが一気に開きました。
キャンドルなら、少しの傷は気にならない。 取手があれば、移動もしやすい。
器を無理に整えるのではなく、 役割を変えることで、そのまま活かす。 そんな答えに行き着きました。
そうして出来上がったのが、 ONE KILNのカップをベースにした、 ソイワックス100%のナチュラルアロマキャンドルです。
カップは、窯から生まれた表情をそのままに。 歪みやムラも、すべてひとつの個性として残しています。
香りは2種類。 カップは3サイズからお選びいただけます。

香りのご紹介
Fore‘t(フォレ) – relax
ベルガモット/グレープフルーツ/ラヴィンサラ/ファーニードル/ラベンダー/ネロリ/芳樟/杉/高野まき/オークモス
深い森の中で、大きく深呼吸をするような落ち着き。
凛とした清々しさが心をほぐし、森林浴のように、静かな安らぎへと導きます。
Laule’a(ラウレア) – refresh
ベルガモット/ローズ/ローズマリー/ゼラニウム/ラベンダー/芳樟/フランキンセンス/パチュリ
心と身体を、そっとリフレッシュさせる香り。
溜め込んだ感情をやわらかくほどき、前向きな気持ちと、ささやかな幸福感を届けてくれます。
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le as(ルアース)について
le as は、植物が本来もつ“緑の力”を香りとして表現するブランドです。 植物は言葉を持ちませんが、色・形・香りで静かに語りかけてきます。 その“言葉にならない部分”に潜む本質をすくい取り、日々の暮らしに届けることを大切にしています。 鹿児島最南端、日本初のハーブ農園「開聞岳山麓香料園」で抽出された精油を中心に、自然の恵みと調和する天然精油を丁寧に組み合わせて調香しています。 “香り”に込められているのは、植物たちが長い時間をかけて育んできた物語。 そのままの姿で、ありのままの香りとして届けられます。

火と香りと器。 それぞれの個性が重なり、日常の中に小さな余白をつくってくれるアロマキャンドルです。 どうぞゆっくりと、お気に入りの時間に寄り添わせてください。




